直葬(火葬のみ)を選んだ際のお別れの時間の過ごし方

直葬でのお別れ

通夜や告別式といった宗教儀式を行わず、ごく親しいご家族だけで火葬場へ向かう「直葬(火葬式)」。

ご家族の体力的な負担や費用を抑えられるという利点がある一方で、「儀式がない分、あっという間に終わってしまい、ちゃんとお別れできるだろうか」と戸惑われる方もいらっしゃいます。
しかし、直葬を選んだからといって、お別れをする時間がないわけではありません。

ここでは、直葬においてご家族が過ごすことができる「3つのお別れのタイミング」についてお話しします。

1. ご自宅で過ごす安置期間

法律上、お亡くなりになってから24時間が経過するまでは、火葬をすることができません。そのため、直葬であっても、ご自宅や安置施設で故人様に休んでいただく時間が必要となります。

HFFクマモトでは、特別な事情がない限り、住み慣れたご自宅でのご安置を提案しています。特別な儀式がなくても、いつも過ごしていたお部屋で、お顔を見ながらお茶を飲んだり、思い出話に花を咲かせたりする。その穏やかな日常の延長のような時間こそが、ご家族にとって何よりのお見送りになります。

2. ご自宅を出発する(出棺)前の時間

火葬場へ向けてご自宅を出発する直前に、お棺のふたを開けて、少しの時間を設けることができます。

  • お花を手向ける: ご用意いただいたお花(花束やご自宅のお庭に咲いている花など)を、ご家族の手でお棺に納めていただきます。
  • 思い出の品を添える: 故人様が好きだった洋服、よく読んでいた本、ご家族からのお手紙などを一緒にお納めします。
    ※金属やガラス、分厚い本など、火葬場の規定でお納めできないものもあります。迷われた際はその都度お尋ねください。

ご自宅だからこそ、周りの目を気にせず、ゆっくりと触れ合い、言葉をかけることができます。

3. 火葬場での短いご対面

火葬場に到着した後、火葬炉にお納めする直前に、「お別れ室」等で数分間の短いお別れの時間があります。
お顔を見ながらお声がけできる、最後のタイミングとなります。ここでは、お坊さんに短い読経をお願いすることも可能です(希望される場合のみ)。

形式にとらわれないお見送りを

直葬という形を選んだからといって、「見送る気持ちが欠けている」ということは決してありません。

大切なのは、儀式の有無ではなく、ご家族が無理なく、納得してお別れの時間を過ごせるかどうかです。「この形でもきちんと見送れるだろうか」と迷われた時は、どうぞそのままのお気持ちをお聞かせください。ご自宅の状況やご家族のペースに合わせて、最適な過ごし方をご提案いたします。

この記事に関連するよくあるご質問

直葬(火葬式)では、お花を入れることは全くできないのでしょうか?
いいえ、お花を手向けることは可能です。火葬場では時間が限られているため、ご自宅を出発する前に、ご家族でゆっくりとお花をお納めする時間を設けていただくことをお勧めしています。
直葬を選ぶと、周りから「冷たい」と思われないか不安です。
儀式を省略することは、決して故人様を大切にしていないということではありません。ご家族だけでゆっくりと向き合う時間を優先した結果の選択として、無理のない形でお見送りされる方が増えています。
自宅に安置している間、どのように過ごせばよいですか?
特別な決まりはありません。いつものようにテレビを見たり、お食事をしたりと、ご自宅の普段の生活の延長として穏やかにお過ごしいただくのがよろしいかと思います。
棺の中に、思い出の品を入れることはできますか?
お手紙やお好きだったお洋服などをお納めいただけます。ただし、金属やガラス類など、火葬場の規定でお入れできないものもありますので、その都度ご案内いたします。
直葬でも、お坊さんにお経をあげていただくことは可能ですか?
可能です。ご自宅を出発する前や、火葬場でのお別れの短い時間(炉前読経)にお願いできる場合があります。ご希望がありましたら、事前にご相談ください。

ご希望に合わせたお見送りの形をご提案します

直葬や家族葬の進め方について、ご不安な点があればご相談ください。

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