家族葬の後に自宅へお参りに来られる方(後日弔問)への対応と準備

後日弔問のお参りの様子

家族葬は、ご家族やごく親しい方のみでゆっくりとお見送りできるのが最大のメリットです。一方で、ご葬儀に参列できなかったご友人やご近所の方、会社関係の方などが、葬儀後に「お線香をあげさせてほしい」とご自宅を訪ねてこられることがあります。

これを「後日弔問(ごじつちょうもん)」と呼びます。感謝の気持ちで迎える反面、ご葬儀を終えて疲労しているご家族にとっては、少し負担に感じてしまうこともあるかもしれません。ここでは、慌てずに対応するための準備や心構えについてお伝えします。

お参りしていただく場所(後飾り祭壇)

「自宅に仏壇がないけれど、どこでお参りしてもらえばいいの?」と心配される方もいらっしゃいますが、ご安心ください。

ご葬儀が終わった後、HFFクマモトのスタッフがご自宅に「後飾り祭壇(あとかざりさいだん)」という小さな祭壇を設置いたします。
白木の台に、ご遺骨、遺影写真、お位牌、お花、お線香やろうそくの道具一式を並べたものです。四十九日の忌明けまでは、この祭壇が弔問客にお参りしていただく場所となります。

来客がある際は、お部屋を少し片付け、お線香とろうそく、座布団を準備しておきましょう。

おもてなしは「お茶一杯」で十分です

弔問にお越しくださった方へのおもてなしは、お茶を一杯お出しする程度で問題ありません。
後日弔問は、遺族の負担にならないよう「短時間でおいとまする」のが本来のマナーです。お食事や豪華なお菓子などを用意する必要はありませんので、玄関先でご挨拶をして、祭壇へご案内し、お線香をあげていただきましょう。

また、ご自身の体調が優れない時や、突然のアポなし訪問で準備ができていない時は、無理に部屋へお通しせず、「せっかくお越しいただいたのに申し訳ありませんが、本日は休ませていただいております」と玄関先で丁寧にお伝えしても失礼には当たりません。

お香典や供花をいただいた場合のお返し

後日弔問でお香典やお供え物をいただくことがあります。その場で「お返し」をお渡しする必要はありません。

いただいたお香典やお供えはありがたく受け取り、「誰から」「何を(いくら)」いただいたかを必ずノートなどに記録しておきましょう。
四十九日の法要が無事に終わった頃(忌明け)に、いただいた金額の半額〜3分の1程度の品物を「香典返し」としてお礼状を添えてお送りするのが一般的です。

負担を減らすための事前のお知らせ

どうしても来客対応が難しい、あるいは故人様の遺志で静かに過ごしたいという場合は、葬儀後の「死亡通知(ご挨拶状)」をお送りする際に、「誠に勝手ながら ご香典 ご供花 ご弔問の儀は固くご辞退申し上げます」と一文を添えておくことで、ご自宅への訪問を防ぐことができます。

弔問に来てくださる方の「お別れを伝えたい」というお気持ちは大変ありがたいものです。しかし、一番大切なのはご遺族の心身の回復です。決して無理をせず、ご自身のペースで対応できる範囲で受け入れていくことをお勧めいたします。

この記事に関連するよくあるご質問

アポなしで突然お参りに来られた場合はどうすればいいですか?
ご自身の体調や準備が整っていない場合は、玄関先で丁寧にお断りしても失礼には当たりません。「せっかくお越しいただいたのに申し訳ありませんが、本日は休ませていただいております」とお伝えし、香典のみお預かりする形でも大丈夫です。
お茶やお菓子などのおもてなしは必要ですか?
長時間の滞在にならないよう、お茶を一杯お出しする程度で十分です。お食事などを用意する必要はありません。後日弔問は「短時間でおいとまする」のが弔問側のマナーでもあります。
後日弔問でいただいたお香典のお返しはどうすればいいですか?
後日いただいたお香典に対しても、忌明け(四十九日)を過ぎた頃に「香典返し(半返し程度)」の品物を郵送などでお送りするのが一般的です。誰からいくらいただいたか、必ず控えておきましょう。
自宅に仏壇がないのですが、どこでお参りしてもらえばいいですか?
ご葬儀後にHFFクマモトがご自宅にお飾りする「後飾り祭壇(中陰壇)」でお参りしていただきます。四十九日まではこちらがお参りの場となりますので、仏壇がなくても問題ありません。
いつまで弔問客の対応をしなければいけないのでしょうか?
一般的には四十九日法要が終わる頃までが目安となります。ただ、ご家族の生活や心の負担になるようであれば、ご挨拶状などで「弔問はご辞退申し上げます」と事前にお伝えしておくことも一つの方法です。

ご葬儀後もご相談を承ります

香典返しの手配や、後日弔問の対応で困ったことがあればいつでもご連絡ください。

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